人(Human)免疫不全(Immuno-deficiency)ウイルス(Virus)。
人の免疫細胞に感染し免疫細胞を破壊して、後天的に免疫不全を発症させるウイルスのこと。
ADISになる可能性を引き起こす。
ADISの原因ウイルス。(HIVに感染してもAIDSとは限らない。)
AIDSとは?
後天性(Acquired)・免疫不全(Immune-deficiency)・症候群(Syndrome)。
人間の抵抗力(免疫機能)を破壊する伝染病。
HIVの歴史
1983年にパスツール研究所(生物学・医学研究を行う機関)のモンタニエらがエイズ患者より発見する。
HIVの症状・初期症状
感染しても特別な自覚症状が出ないので、検査を受けない限り感染しているかどうかは分からない。
発症してから感染に気付くより、発症前のほうが治療方法や医療機関の選択肢が多くなる。
現在のHIVの治療
現在HIV治療に使われる薬は特効薬ではなく、HIVを体内から完全に排除することはできない。
何種類か組み合わせて使用することにより、HIVの増殖を抑制しエイズの発症を遅らせることができる。
適切な治療を受け、健康な生活スタイルを維持していけば、長期間にわたり健常人と変わらない日常生活を送ることができる。
感染初期での治療方法として、短期間の薬剤投与で免疫力を高めてウイルスをコントロールしていく新治療法も開発されはじめている。
HIVの検査
・プライバシーは完全厳守
保健所では匿名・無料で検査・相談を行っている。
・検査費用
保健所・HIV公的検査機関での検査は無料。
医療機関では5,000~10,000円程度
・検査の受付日時
保健所・検査機関によって異なる。
通常はでは1週間に1日、平日の昼間。
平日の夜間、土曜、日曜などでも受け付けている保健所もある。
予約が必要な場合もある。
・検査の場所
全国のほとんどの保健所で、匿名・無料で受けることができる。
・採血の量
血液を腕から5~6ml程度(採血管1本分)。
・カウンセリング
検査の前後に医師や看護師からカウンセリングがあり、その時に相談ができる。
分からないこと、不安なことは気軽に尋ねられる。
HIV/AIDSについて、電話相談ができるサポート機関もある。
・検査の結果
通常は1週間ほど。
即日30分検査を実施している場合もある。
HIVの感染の3つの条件
3つの条件が揃い感染の可能性が出る。
1.HIVがあること
2.感染するために充分な量のHIVが体液に含まれること
3.HIVが体内を流れる血管内に入る。
※HIVを多く含む体液
血液・精液・膣分泌液・母乳など
HIVの感染原因
<感染原因(感染経路)>
・輸血
輸血に使われる血液は検査を通しているが、感染後間もない血液では発見できないこともある。現在、遺伝子増幅法(PCR法)で検出する検査が行われるようになり減少したが100%安全とは言えない。
・母子感染
子宮の中で感染、そして生まれてくる時に母親の血液に触れて感染する確率が高い。
・SEX
血液や精液、膣分泌液にはHIVあるいはHIVの遺伝子が組み込まれたリンパ球が多く含まれている。
セックスの時は精液、膣分泌液、血液が膣、ペニス、尿道、肛門、口の中の粘膜と触れあい、それらの粘膜は傷が付きやすくなりHIVが侵入する。
>月経時のセックスは感染の危険性が高い。
>性病に感染している場合、粘膜がただれているために、感染しやすい。
>女性は体液と接触する面積が大きく、男性より感染の危険率は高い。
・注射の回し打ち
注射器針を他人と共用した場合、それらに残った血液により感染が起こる。
・医療事故
一般的な症状
あくまでも一般的な症状例である。
1.全身がだるい
長期に持続する倦怠感、ときには“気分がよくない”程度から全身衰弱を示すまでさまざま。
2.発熱、悪寒、盗汗
数週間にもわたって発熱が持続する。発熱、悪寒は一日のうちいつでも起こり得るが、タ方から夜にかけて体温の上昇をきたすことが多い。
3.体重減少
持続する体重減少で気づかれることが多い。めやすとして通常1~2カ月間に体重の約10%以上減少。
4. リンパ節腫脹
二カ月以上持続するリンパ節の腫脹がある場合にはHIV感染を一応考慮すべき。
5.皮膚症状
赤色から暗紫色で直径数mmからコイン大の不規則な形をした無痛性の腫瘍が出現する。大きさは徐々に拡大し、色は濃くなる。
6. 口腔内白斑
口腔内に白斑が見られた場合、何らかの免疫機能低下状態を意味する。
7.
下痢
数日以内に治らず、二週間以上持続する場合、HIV感染を一応考慮しなければならない。
8. 乾いた咳
たんを伴わない渇いた咳が続く場合、HIV感染を考慮しさらに精査する必要がある。
HIV検査の結果が陽性であった場合
保健所・病院などHIV抗体陽性が出た。
↓
カウンセリングを受け、HIV治療拠点病院などへ紹介される。
↓
拠点病院、HIVウィルス量、免疫値、その他感染症などの検査をし、その後治療方針が決まる。
感染予防
日本において起こりうる感染の原因のほとんどはSEXである。
・よく知らない相手とはしない。
・感染率の高い外国で、コンドームを使わないものはしない。
・相手の感染の有無がはっきりしない場合、コンドームを使う。
・性感染症にかかっていると危険性が増すのでちゃんと治す。